A.A.J.校舎の入り口
「日本文化研究館」と書かれている

英語版 (English)

No 目  次
 本コース発足に至る経緯
 日本の協力
 入学定員の推移
 本予備教育の目的
 履修すべき教科目
 教育課程表
 2年生のクラス編成と生徒数
 定期試験等
 日課表
10  週授業時間割表
11  突然の完全週休2日制への対応
12  2004年度各教科の指導内容
13  数学の授業について
14  2004年度2年生年間行事計画
15  年間行事
16  保護者面談
17  卒業生の進路
18  渡日留学生数
19  ブレーク
20  日本にない祝日
21  メニューへ戻る




前へ 次へ 目次

■昭和56年(1981年)11月、マレーシア政府は前マハティール首相の意向として、マレーシア政府による学部留学生構想について、日本大使館を通じて日本政府に打診した。

■この構想の背景には、同年12月に前マハティール首相が発表した東方政策「ルック・イースト・ポリシィ」がある。即ち、西欧よりは、むしろ急速な発展を遂げた日本・韓国等の東方諸国に目を向け、その勤労倫理や経済哲学、技術を学び、マレーシアの工業近代化と発展を加速させようとするものである。特に、前マハティール首相は「倫理と知識を求めて、我々は日本へ行くことにした。」として、日本に対し、人材育成に関する強い期待を表明した。

■この構想に対し、当時文部省としては、優秀な学生を長期にわたり派遣しうる安定した計画性のあるものであれば、可能なかぎりこれに協力すること、また構想の具体化に当たっては、両国政府間の協議を通じ準備を整える必要があることをマレーシア政府に伝えた。

■政府間協議が進められる中で、打診5ヶ月後の昭和57年春、日本政府は国際交流基金から日本語教育専門家3名を派遣、マレーシア側も準備を概ね整えて、大学学部留学生予備教育がマラヤ大学予備教育部並びにマラヤ国民大学予備教育部において、第1期生42名でスタートした。

■第2期生以降の予備教育については、マラヤ大学予備教育部一校で実施するように変更され、今日に至っている。

AAJ1年生から2年生への手作りの激励の垂れ幕
文部科学省試験当日、AAJ校舎壁に掲げられた。(2005/01/10)




前へ 次へ 目次

■既存の施設は日本の無償資金協力(一般無償援助)の下で、昭和57〜58年度に建設されたもので、講堂2棟、小教室6室、LL教室、教員室棟からなっている。援助額は関連機材類も含めて総額約3.9億円である。
 施設が手狭になったことから、再度、我が国無償資金協力(約3.8億円)を導入して施設の拡充を進め、平成元年度末に工事の完了をみている。

■教員は、教科教員と日本語科教員とに分けられる。
 教科教員19名は文部科学省から派遣され、任期は原則として2年である。教科書も日本側が給与している。
 日本語科教員13名は国際交流基金から派遣されている。任期は原則として2年であるが、3年勤める者も多い。派遣される教員だけでは学生増に対応できないため、現地採用常勤日本人教師2名、現地教員5名、非常勤教員4名を抱えており、総勢24名で運営されている。使用教材は大学側が購入することになっている。

■大学入学については、本人の希望分野、日本の大学の受け入れ希望等を勘案して、日本の文部科学省が入学先の大学を決定している。

■日本に留学が決定した者は全てマレーシア国費留学生となるが、そのうち毎年10人程度を日本政府の国費留学生に採用している。

国立マラヤ大学予備教育部日本留学特別コース(A.A.J.)校舎
「日本文化研究館」と呼ばれている




前へ 次へ 目次

変更年度 期  生 定 員 備  考
昭和57年度 第 1期生  75名 自然科学系50,社会科学系25
昭和60年度 第 4期生 100名 自然科学系75,社会科学系25
平成 3年度 第10期生 120名 自然科学系90,社会科学系30
平成 4年度 第11期生 140名 自然科学系110(生物コース20含む),社会科学系30
平成 6年度 第13期生 160名 自然科学系130(生物コース20含む),社会科学系30
平成11年度 第18期生 160名 自然科学系160
平成15年度 第22期生 180名 自然科学系180
平成17年度 第24期生 160名 自然科学系160

 入学者は、高等学校2年次に行われる学力試験「SPM(Sijil Pelajaran Malaysia)」の合格者の中から、マレーシア政府人事院及びマラヤ大学が選考し決定する。

2005年度(第23期生)第2学年始業式
式の始めに学生会長のリードでお祈りを行っている




前へ 次へ 目次

■マレーシア政府が推進する東方政策の趣意に沿って、マレーシア政府が選抜するマレーシアの学生を対象に、日本の大学・学部に入学させるための準備教育として、日本語及び教科に関する教育を行うこと。

■教育期間は2ヵ年とし、その中で、日本の大学・学部において出来る限り支障なく学習に入れるような日本語能力と主要基礎教科に関する学力(日本の高等学校卒業程度の学力)を身に付けさせること。

A.A.J.2年生の数学の授業が日本語で行われている
教科書、問題集は日本の高校で使用されているものである

 学生たちはA.A.J.の1年次の1年間に日本語を学んだだけで、2年次には日本語での数学、物理、化学の授業を聞き取ることができるようになっている。




前へ 次へ 目次

<第1年次>
   日本語、数学、物理、化学、英語、日本事情の6教科目(日本語の授業以外は全て英語による。)
<第2年次>
   日本語、数学、物理、化学、英語、日本事情の6教科目(英語の授業以外は全て日本語による。)




前へ 次へ 目次

1年次
週当たりの授業時間
教 科 SemesterT SemesterU 年 間
日本語 20 20 20 20 588
数 学 161
化 学 172
物 理 150
英 語 76
日本事情 25
合 計 20 41 20 41 1172

※ SemesterTは16週、SemesterUは15週、1授業時間は50分である。(2005年度)

2年次
週当たりの授業時間
教 科 SemesterV SemesterW 年 間
日本語 12 12 12 12 357
数 学 204
化 学 205
物 理 204
英 語 64
日本事情 27
合 計 37 37 37 37 1061

※ SemesterVは15週、SemesterWは16週、1授業時間は50分である。(2005年度)

1.第1年次は日本語を除き、英語を用いて授業をする。(2005年度入学生までは、マレー語を用いて授業をしていた。)
2.第2年次は英語を除き、日本語で授業をする。SemesterV、SemesterWの各左の欄と右の欄は、それぞれ英語の授業のない週と英語の授業のある週を表す。
3.自然科学系の理科においては、化学及び物理の履修である。
4.1993〜1997年度までは、生物履修コースがあり、2年次で化学及び生物の履修であったが、現在は実施されていない。
5.自然科学系コースは、工学部、医学部、歯学部、農学部への進学コースである。社会科学系コースは、経済学部、経営学部、商学部への進学コースであった。
6.1998年度の入学生から社会科学系コースの募集が停止され、自然科学系コースのみの募集となった。




前へ 次へ 目次

■クラスは、G1(29人)、G2(29人)、G3(28人)、G4(29人)、G5(29人)、G6(29人)の6クラス編成。
■男女別生徒数は、男子135人、女子38人。
 以上、2005年度のものである。




前へ 次へ 目次

 2学期制であり、各学期に中間試験と期末試験が実施されます。ただし、「セメスターW」では、文部科学省試験が実施されるため、中間試験、期末試験ともに実施されません。
 なお、1年次の前期を「セメスターT」、1年次の後期を「セメスターU」、2年次の前期を「セメスターV」、2年次の後期を「セメスターW」と呼んでいます。

セメスターV中間試験説明会
試験日程、試験会場、試験上の注意事項などを説明している




前へ 次へ 目次

1年生
第1限 8:00〜8:50
第2限 9:00〜9:50
第3限 10:10〜11:00
第4限 11:10〜12:00
第5限 12:10〜13:00
第6限 14:00〜14:50
第7限 15:00〜15:50
第8限 16:00〜16:50
第9限 17:00〜17:50

2年生
第1限 8:00〜8:50
第2限 9:00〜9:50
第3限 10:10〜11:00
第4限 11:10〜12:00
第5限 12:10〜13:00
第6限 14:00〜14:50
第7限 15:00〜15:50
第8限 16:00〜16:50




前へ 次へ 目次

1年生 通常時間割
第1限 数   学 数   学 日 本 語 数/物/化 日 本 語
第2限 日 本 語 化   学 日 本 語 数   学 日 本 語
第3限 日 本 語 物/化/英 日 本 語 化   学 日 本 語
第4限 日 本 語 物/化/数 日 本 語 日 本 語 日 本 語
第5限 日 本 語 物/化/数 物   理 日 本 語
第6限 化/数/物 日 本 語 英   語 日 本 語
第7限 数/化/物 日 本 語 英   語 日 本 語 数   学
第8限 英/物/化 日 本 語 化   学 物   理 物/数/化
第9限 物   理 日 本 語 物   理 化   学

2年生 通常時間割
第1限 日 本 語 数   学 日 本 語 化   学 物   理
第2限 日 本 語 数   学 日 本 語 化   学 物   理
第3限 物   理 日 本 語 英   語 英   語 日 本 語
第4限 物   理 日 本 語 英   語 数   学 日 本 語
第5限 Extra Time Extra Time 化   学 数   学 Extra Time
第6限 日本事情 日 本 語 化   学 物   理
第7限 化   学 物   理 数   学 日 本 語
第8限 化   学 物   理 数   学 日 本 語

 ただし、第2、第4金曜日の※7・8限は日本語、第3金曜日の※7・8限は化学である。
 また、第3金曜日の1・2限は数学である。
 2005年7月から完全週休2日になった。
 Extra Time は、追試験、補充授業、個人懇談等に使われている。

2年生 特別時間割
第1限 日 本 語 数   学 日 本 語 物   理 物   理
第2限 日 本 語 数   学 日 本 語 物   理 物   理
第3限 化   学 日 本 語 化   学 数   学 日 本 語
第4限 化   学 日 本 語 化   学 数   学 日 本 語
第5限 Extra Time Extra Time 数   学 化   学 Extra Time
第6限 日本事情 日 本 語 化   学 化   学
第7限 物   理 物   理 数   学 日 本 語
第8限 物   理 物   理 数   学 日 本 語

 ただし、第2、第4金曜日の※7・8限は日本語、第3金曜日の※7・8限は化学である。
 また、第3金曜日の1・2限は数学である。
 2005年7月から完全週休2日になった。
 Extra Time は、追試験、補充授業、個人懇談等に使われている。




前へ 次へ 目次

 2005年6月17日(金)、来月の7月から完全週休2日制になることを突然聞かされました。年間計画のもとに授業を進めている私たちにとっては寝耳に水の話でした。
 今までAAJ2年生は第1土曜日及び第3土曜日が休みでした。7月から休みになる第2土曜日、第4土曜日、第5土曜日の授業も当然計画に入れて年間計画が立てられています。土曜休業となり、できなくなってしまった土曜日の授業を月曜日から金曜日のどこかで実施する必要があります。
 時間割の土曜日にあった数学2時間と化学2時間を毎週水曜日と木曜日の第5限(12:10〜13:00)のエクストラタイムに1時間ずつ割り振ることにしました。(通常、エクストラタイムは個人面談、追試、再試等に利用されている時間です。




前へ 次へ 目次

<日本語>
 日本語の指導は1年次と2年次にわたって行われています。
 その目的は、日本留学後の日常生活・学園生活が円滑に行われるようにすること、及び学部進学後の講義が容易に聴講できるようにすることです。
 1年次に日本語能力の基礎を指導し、学生たちは会話表現の学習を通して、日本人の基本的な生活習慣・文化等についても学びます。
 2年次には、中級レペルの書き言葉を中心とした表現指導が行われます。簡単な説明文・論説文から始めて、日本の国語のテキスト・評論・新聞記事などを材料にして、日本人の生活や文化、現代の社会や科学について考えたり、意見を述べたり書いたり、討論したりできるように指導が行われます。
 言い換えれば、1年次から2年次への指導は、日本での人間関係を築くのに必要な口頭表現力(会話力)の指導から、高等教育で示される教科書に代表される図書の読解力、レポート提出などに必要な文章表現力(作文力)などへと指導内容が移っていくわけです。
 その一方で、1年次の最終段階では、2年次に始まる基礎教科である数学、物理、化学の日本語による授業に必要な文型・語彙等の学習も当面の目標となります。
 上記の目標を達成すべく、日本語科全体として、綿密にカリキュラムを組んではいるものの、学習時間が十分でないこと、学生が非漢字系であることなどが障害となって、目標に十分近づいているかどうか、また、上記の目標達成のために、与えられた条件の中で、最終目標をどこに置くかが常に議論となっています。
 基礎的な力の養成を十分に行って学生たちの応用力に賭けるのか、学部進学後に直ちに求められる日本語のレベルまでとにかく学生たちを引っ張り上げていくのかのジレンマにつきまとわれています。
 日本語授業のクラス編成は、入学直後を除き、定期試験などの結果により能力別グループに分けて行われています。

<日本事情>
 日本到着後、まもなく各地の大学に配置されるマラヤ政府派遣留学生が、できるだけ早く地域の生活に慣れ、健康で有意義な大学生活を過ごせるように、母国とは著しく違う気候、生活習慣、制度、産業、大学教育などに関する基礎的な事項を解説します。 授業では、日本人読者を対象に日本語で記述された書籍をテキストとして使用しますが、聴講者の理解を助けるために重要事項を要約したOHPシートや、各種ビデオ教材などを利用して指導しています。

<数学>
 1年次は現地スタッフがマレー語で指導しています。授業内容には日本の高等学校で扱われる範囲だけでなく、大学教養程度の内容も含まれ、数学全般について広く指導しています。 2年次は主に微分・積分を中心に下記の内容について日本語で指導しいます。具体的には日本語で書かれている教科書で指導し、日本の問題集を使って演習を行い、各単元終了後に確認テストを実施しています。ブレイク(短期の休業日)の後には課題テストを実施しています。
 ・関数(写像、2次関数、三角関数、指数関数、対数関数、分数関数、無理関数)
 ・命題、証明
 ・ベクトル
 ・極限、級数
 ・微分とその応用
 ・積分とその応用
 ・複素数平面、テーラー展開、微分方程式(文部科学省試験後に指導)
 なお、個数の処理、確率、数と式、数列、平面幾何、図形と方程式、及び、数学Cの全分野は2年次に指導していません。

ローカルスタッフによる数学の授業
AAJ1年生の数学の授業が英語で行われている

物理>
 1年次は現地スタッフがマレー語で指導しています。授業内容は物理全般で、実験も含まれます。 2年次は特に力学と電磁気学に重点を置き、計算能力、日本語の理解力及び論理的思考力の向上を図っています。下記の内容を日本語で指導しています。各単元終了後には確認テストを、ブレイク(短期の休業日)後には課題テストを実施しています。
 ・物体の運動
 ・落体の運動
 ・力とつりあい
 ・運動の法則
 ・運動量の保存
 ・仕事と力学的エネルギー
 ・等速円運動 ・ 単振動
 ・静電気力と電場・電位
 ・コンデンサー
 ・電流
 ・電流と磁場
 ・電磁誘導

<化学>
 1年次は現地スタッフがマレー語で指導しています。 2年次は日本語で書かれている日本の教科書を中心に授業を展開し、難解な語句についてはマレーシア後も並記して理解の一助としています。「物質の構造、状態、変化」に重点を置いて指導しています。 今年度より化学用語テストを行い、定着を図っています。また、必要に応じて理解度の不足している者に追試、補習を行っています。各単元終了後には確認テストを、ブレイク(短期の休業日)後には課題テストを実施しています。




前へ 次へ 目次

 マレーシアの教育は、小学校6年、中学校3年、高校2年、大学予備教育1年(A.A.J.は2年間)、大学4年の6・3・2・1・4制です。
 私が教えているのは、この予備教育の2年目の学生で、高校の2年間と予備教育の1年間で、日本の分類である数学T、数学A、数学U、数学B、数学Vの内容は既に学習しています。
 今年4月から7月中旬までの数学の指導内容は、写像、1次関数、2次関数、2次不等式、分数関数、無理関数、指数関数、対数関数、三角関数、集合と命題、証明、ベクトル、数列で、数学TUABの分野でした。7月中旬以降の今現在は、数学Vの分野である極限、微分を指導しています。
 既習事項を慣れない日本語で習うことと、未だ習っていない新しいことを慣れない日本語で習うことの間には、定着度や理解度に関して大きな差が感じられました。
 数学の授業では、このことに十分留意した指導が必要であると痛感しています。 2004/08/01 記す.

 AAJの2年生の学生は、2005年度から日本留学試験(EJU)を受験することになっています。2004年度までは、1月に実施される文部科学省試験に向けて準備すれば良かったのですが、EJUは11月に実施されるため、2ヶ月も早くなりました。更に、EJUの試験範囲は文部科学省試験の範囲のおよそ2倍あります。
 数学科では、11月のEJUに対応できる新しいカリキュラムを作成し、2005年度より実施しています。また、初めての試みである習熟度別クラス編成による数学の授業を2005年5月下旬より展開しています。




前へ 次へ 目次


日系企業訪問(Panasonic工場にて)
テレビ組み立て製造過程の見学後、全体会で説明を受けている

4月  日本語授業開始(4日)、始業式(25日)、特別時間割(26日〜)
5月  ブレーク(15日〜23日)、通常時間割(30日〜)、第1回個人面談(25日〜6/10日)、進路希望調査
6月  中間考査(21日〜24日)、第1回個人面談(5/25日〜10日)、進路希望調査、EJU事前指導(27日)
7月  EJU出願(4日〜29日)、スポーツ大会(22日の夕刻)、ブレーク(24日〜31日)
8月  先輩の体験を聞く会(13日)、期末考査(26日〜9/2日)
9月  期末考査(8/26日〜2日)、ブレーク(3日〜11日)、セメスターW開始・特別時間割(12日〜)、日系企業訪問(20日)、第2回個人面談、進路希望調査、KL日本人学校との交流(30日)
10月  通常時間割(24日〜)、ブレーク(26日〜11/8日)
11月  ブレーク(10/26日〜8日)、日本留学試験(13日)
1月  文部科学省試験(16日〜20日)、ブレーク(21日〜2/5日)
2月  ブレーク(1/21日〜5日)、送別会(5日)、特別時間割(6日〜)、AAJオリエンテーション(15日)、修了式(17日)、人事院(PSD)オリエンテーション(20日〜25日)

第22期生修了式(2005/02/15)




前へ 次へ 目次

大変盛り上がるスポーツ大会の綱引き

スポーツ大会(1,2年生対象)8月8日(金)17:00〜19:00実施
 1年生入学の歓迎および学生と職員の親睦を図るために行っています。種目は、「綱引き」、「ラジオ体操」、「サンドウィッチ」、「つかみ豆」等です。
先輩の体験を聴く会(2年生対象)8月15日(金)15:30〜18:00実施
 A.A.J.の卒業生で、現在マレーシアのおもな日系企業等に就職している社会人を招待し、日本留学への心構えや日本での大学生活の体験談を話してもらいました。
日系企業工場見学(2年生対象)9月23日(火)9:00〜13:00実施
 日系の企業を訪問し、実際の企業状況を見学することによって、生産技術の現状を認識し、職務内容に対する理解を深め、学生の進路意識形成の一助としています。生徒たちは、会社概要の説明を聞いた後、テレビ組み立てライン、研究開発室、営業部門を見学しました。訪問先:Panasonic AVC Network Kuala Lumpur Malaysia SDN.BHD
KL日本人学校4年生との交流会(2年生希望者対象)10月10日(金)14:15〜16:20実施
 JSKL(Japanese School of Kuala Lumpur)4年生がマレーシアについての理解を深めたいとの希望に応えて、昨年度から始まりました。A.A.J.の学生にとっても日本の子供たちの様子や日本についての話が聞ける良い機会になっています。
日本人家庭訪問(2年生希望者対象)10月11日(土)14:00〜18:00実施
 クアラルンプール近郊在住の日本人家庭に学生が訪問し、日本人の生活と日本家庭の雰囲気に触れさせる目的で実施しています。受け入れ家庭は日本人会や邦字新聞等で募集し、例年30〜40の家庭に受け入れていただいています。2003年度は27の家庭で、参加学生は84名でした。3人1組で訪問しました。
修学旅行で来ている兵庫県立伊丹北高等学校との交流会(2年生対象)2月4日(水)実施
 日本の高校生との交流を通して、日本語会話練習および日本への留学意欲を高める目的で実施しています。グループ別の学内自由散策を中心とした交流を行いました。
その他
 日本人会主催盆踊り大会(1,2年生希望者対象)、国際交流基金主催スピーチコンテスト、日本郵政公社手紙作文コンクール
2003年度行事より




前へ 次へ 目次

保護者面談の様子

 8月21日(日) 14:30〜17:00、マラヤ大学予備教育部日本留学特別コース(AAJ)の1年生及び2年生の学生に対する保護者面談会が実施されました。
 1年生に対する保護者面談会は昨年までも行われていましたが、2年生に対しては今年が初めての試みでした。
 マラヤ大学100周年記念行事の一貫であるオープンデーが、8月20日(土)と21日(日)の両日に実施され、その中で保護者面談が設定されました。
 面談会場が1年生に対しては3つ、2年生に対しては2つ設けられ、面談を希望する保護者が面談会場の外で順番を待ち、面談を受ける形で進められました。
 両親だけで面談を受ける者、学生と両親で面談を受ける者、小さな弟や妹たちも一緒に面談を受ける者など様々でした。2年生の多くの保護者の心配は、今の成績で日本に行くことができるのか、今の日本語会話力で日本へ行ってやって行けるのかということでした。
 2年生の保護者に対しては、教科(数学、物理、化学)担当職員が2名、日本語担当職員が1名、マレー人の日本語担当職員1名の計4名ずつが、2つの面談会場に分かれ対応しました。マレー人の職員にはマレー語・日本語の通訳をお願いしました。
 14時30分に開始された保護者面談は、予定時刻の17時まで、間断なくびっしりと行われました。




前へ 次へ 目次

A.A.J.卒業生の先輩から体験を聞く会

■学生の大学進学については、本人の希望分野、大学受け入れ希望などを勘案して、日本の文部科学省が留学先を決定しています。2005年春、渡日した第22期生172名を含め、これまでに入学者総数2417名、受け入れ大学は、北は北海道から南は沖縄まで計69大学に及んでいます。ただし、学生の留学しうる学部は、マレーシア政府の方針により、原則として、工学部と医学系学部となっています。

■日本の国公立大学に留学し卒業した学生の大部分はマレーシア国内で活躍中です。進路先には、日系企業、外国企業、政府、進学などがあります。しかし、それらの追跡調査をすることは困難な状況にあり、マレーシア人事院においても全体を把握していない状況であることから、卒業生全員の進路先を把握するに至っていません。

■学生の進路を決定するまでには、6月の全職員による個人面談と9・10月の担任による個人面談を実施しています。また、8月には先輩の体験を聞く会を実施して、マレーシアで活躍している様子や日本へ留学していたときの体験談など聞き、進路決定の手助けとなっています。9月上旬から留学申請関係の書類の作成を始め、11月末までに文部科学省に送付しています。

主な進路行事
6月  第1回個人面談
8月  先輩の体験を聞く会、進路説明会
9月  第2回個人面談、進路希望調査
10月  留学に関しての必要な書類の記入指導、進路希望一覧表作成
11月  留学に関して必要な書類の完成




前へ 次へ 目次

区 分 年 度 留学生数
第 1期生 昭和57〜58 39
第 2期生 昭和58〜59 45
第 3期生 昭和59〜60 64
第 4期生 昭和60〜61 79
第 5期生 昭和61〜62 81
第 6期生 昭和62〜63 84
第 7期生 昭和63〜 1 81
第 8期生 平成 1〜 2 88
第 9期生 平成 2〜 3 104
第10期生 平成 3〜 4 114
第11期生 平成 4〜 5 135
第12期生 平成 5〜 6 123
第13期生 平成 6〜 7 127
第14期生 平成 7〜 8 145
第15期生 平成 8〜 9 147
第16期生 平成 9〜10 141
第17期生 平成10〜11 96
第18期生 平成11〜12 107
第19期生 平成12〜13 149
第20期生 平成13〜14 149
第21期生 平成14〜15 147
第22期生 平成15〜16 172
合 計 −−− 2417

※上の表は、文部科学省試験に合格し、日本の国公立大学に留学したA.A.J.の学生数を表したものである。
※日本に留学が決定した者は全てマレーシア国費留学生となるが、そのうち毎年10人程度を日本政府の国費留学生に採用している。

A.A.J.2年生との送別会(2005/02/05) ・・・市内の某ホテルにて・・・
A.A.J.1年生によるこの日のために練習を重ねてきた催し物が披露されている




前へ 次へ 目次

 7月26日(月)から8月1日(日)までの一週間はブレークと言って授業がなく、学生たちは休みになります。教員の私たちも、年休で休みをとることができます。
 日本の夏休みのような長期休暇はありません。冬休み(正月休み)もありません。その代わりに、ブレークが5月17日〜23日、7月26日〜8月1日、9月6日〜12日、11月8日〜21日、1月20日〜2月2日の合計5回あります。 
 なお、ブレークの日程は毎年少しずつ変わります。 2004/08/01 記す.




前へ 次へ 目次

4月  モハメッド誕生日(21日)
5月  メーデー(1日)、仏陀誕生日(22日)
6月  国王誕生日(4日)
8月  独立記念日(31日)
11月  ヒンズー教祭(1日)、ハリラヤ プアサ(3、4日)
12月  クリスマス(25日)
1月  ハリラヤ ハジ(10日)
2月  KLday(1日)、中国正月(9、10日)、イスラム暦新年(10日)

以上、2005年度の祝日(休日)です。年によって祝日の日が変わります。




参考文献: 「マレーシア政府派遣学部留学生 予備教育 ガイドブック」
参考文献: 「マラヤ大学予備教育部 日本留学特別コースの概要 2004/2005 Ver.1.21」



このページのトップへ

メニューへ戻る