多くの日本人が住むコンドミニアムが林立している(Mont Kiara 地区)


No 目  次
 浄水器のフィルターの交換ができない!
 部屋のカギを内側からロックしてしまった!
 ガスの配給をストップされてしまった!
 タクシーに行き先を間違えられてしまった!
 警察に停止を命じられてしまった!
 40リンギット取られてしまった!
 換金の帰り道で暴行を受けてしまった!
 メニューへ戻る!




前へ 次へ 目次

 私の家庭では、玄関の外にある浄水器と家の中にある浄水器の2つの浄水器を通して水を使っています。浄水器のフィルターはもちろん定期的に交換する必要があります。
 私たちはここでの生活を始めて早いうちに、浄水器のフィルターの交換をしようと試みましたが、浄水器のふたを開けることがどうしてもできなかったのです。

玄関の外にある茶色になった浄水器

 その開け方を知人に電話で聞いてみたところ「まず全ての水道の口を開けて水を出しっぱなしの状態にして、水道管の元の栓を閉める。水が止まってから、浄水器のふたを開ける。」というように教えてもらいました。しかし、いくら力を入れてもびくともしませんでした。
 なんやかんやで、もう一度挑戦してみたのが一週間ぐらい後になってしまいました。結局、教えてもらったことと順番を逆にしたら、ふたがみごとに開きました。
 つまり、「まず水道管の元の栓を閉めて、全ての水道の口を開けて水を出しっぱなしの状態にする。水が止まってから、浄水器のふたを開ける。」でした。チャンチャン!!めでたし。めでたし。




前へ 次へ 目次

 私の借りている住居の寝室のドアは、内側からはノブのボタンを押して、外側からはカギで施錠するようになっています。
 この住居に引っ越して来たとき、不動産屋さんがこの寝室のカギが見つからないので、また後で届けるということでした。寝室にカギをかける習慣のない私の家族は、カギの必要性を全く感じることなく、カギを届けてもらえないままでいました。
 未だ、マレーシアに来て1ヶ月もたたないある日、予想だにしていなかった事態が起こってしまったのです。
 小学生の息子と娘子が遊んでいて、内側のノブのボタンを押してドアを閉めてしまったのです。閉めてしまった本人たちが、寝室の中にいれば問題はないのですが、寝室の外で閉めてしまったのでカギがなければ開けることはできません。
 ここは12階なので窓から入ることはできないし、閉めてしまったドア以外に入り口はないのです。
 寝室には、服や下着などの衣類、子供の教科書等の勉強道具が置いてあり、寝室に入れなければ、生活することさえできないのです。
 結局、不動屋さんと合いカギ屋さんに来てもらい、ドアのノブごと取り替えてもらいました。そのとき、カギをもらうこともできました。
 しかし、元々カギさえもらっていれば、こんなことにはならなかったのにと思うと、ほんとうに腹の立つ出来事でした。




前へ 次へ 目次

 ここでの生活が始まってから1ヶ月と少しが過ぎようとしたころのことです。「ガスが出ないから来て!」という声がキッチンから聞こえてきました。ちょっと前に外で何かを取り外すような大きな音がしていたというのです。玄関の外にあるガスメーターを見に行ってびっくりしました。ガスメーターが忽然と消え、ガスの配給管が切断されているではありませんか。
 マネージメントオフィスに問い合わせてみたところ、この部屋の前の住人のガス代が未払いになっているということで、ガスの配給を止められてしまったのでした。
 そのガスの配給の止め方がまたすごいのです。ガスメーターとガスの配給管を撤去してしまうのです。
 結局、私の家庭ではなく、前の住人の責任であるということが分かってもらえたので、翌日、ガスの配給を元に戻してもらいました。
 しかし、このことで、2日間ガスが使えなかったのです。全く、納得のいかない出来事でした。

ガスメーターとガス配給管




前へ 次へ 目次

 家族でサンウェイ・ラグーン・テーマパークへ遊びに行ったときのことです。
 そこはクアラルンプール市内にあり、そこまでの道が不確かな私たちは、タクシーを利用しました。マレーシアのタクシーの運賃は日本と比較して大変安く、日常的によく利用しています。
 遊園地でジェットコースターなどの乗り物で遊んでから、プールにも行って泳ぎました。ここのプールは10種類もあり、プールが大きいことに驚ろかされました。

Sunway Lagoon(観覧車から望む)

 そして、自宅へ戻るためにタクシースタンドの事務所で送り先を告げ、料金を支払いました。レシートを受け取り、事務所の人に乗るタクシーまで連れて行ってもらいました。事務所の人は運転手に送り先を言っていました。
 私たちはタクシーに乗り込むと、タクシーは出発しました。送り先については、タクシースタンドの事務所で言ってあるし、運転手もさっき事務所の人から聞いているので、私たちには聞きませんでした。私たちも行き先を言う必要はないと思いました。
 私は、途中で何度も、おかしいと感じましたが、夕方で渋滞していたので、迂回しているのだと思っていたし、迂回路を覚えられることを楽しみにしていました。しかし、いやな予感がしたときには、時すでに遅しで、私たちの自宅から10kmほど離れたKLCC(Kuala Lumpur City Centre)まで来ていました。
 タクシーの運転手に、送り先を確認すると、運転手はKLCCだと思っていたようです。彼がタクシースタンドからもらって持っている紙には、確かに、送り先にKLCCと書かれていました。
 送り先が違うので自宅へ送るように言うと、タクシーの運転手は車を道の脇に停め、ここから自宅までの料金を出すように言うのです。料金を出さないなら送れないと言うのです。間違えたのは、私たちには全く関係のないことで、むしろ私たちの方が迷惑しているのに、一体これは何だろうとわけが分からなくなってしまいました。
 こんなところで降ろされても困るので、慣れない英語とマレー語で何とか交渉して、ここから自宅までの料金は割り勘ということになりました。
 こうしてタクシーは自宅へ向かって走り始めましたが、自宅までの道も、私たちがいつも使っている道ではなく、遠回りをしていました。こんなタクシーばかりではありませんが、十分に注意が必要であると改めて感じました。




前へ 次へ 目次

 日本の運転免許証と国際免許証があればマレーシアで自動車を運転することができます。しかも、国際免許証の取得は渡航前の日本でただ単に申請だけで、一週間ぐらいで手に入ります。
 マレーシアへ来てすぐのことです。家族でもうすでに数回、自動車で行った道路を使って買い物に出かけていました。その途中、警察官に自動車を道の脇に停めるように命じられました。
 スピードは出していないし、シートベルトもしているし、もちろん飲酒なんてことはないし、一体なんだろうと思いながら命じられるままに車を停めました。すると警察官が言うには、路線変更違反だと言うことでした。
 日本では、道路に引かれた黄色の線で路線変更の禁止を表しますが、マレーシアでは白色の実線で路線変更の禁止を表します。
 そのことを全く知らずに路線変更をしてしまったので停止を命じられたのでした。外国では道路の標識が日本と少し違うものがあることを十分に注意する必要があります。

実線側から点線側への路線変更が禁止されている(逆は可である)




前へ 次へ 目次

 マレーシアの高速道路で料金を支払う場合、次の3つの方法から選択できます。いづれも料金所ゲートを通過するときに自動車に乗ったままで支払います。
 1つ目は現金で料金所の人に支払う方法です。これは日本で最も一般的に行われている方法です。支払いとおつり等のやりとりで時間がかかります。
 2つ目はカードを使って支払う方法です。日本のハイウェイカードとの違いは、料金所の人にそのカードを渡すのではなく、料金所に備え付けてある機械に自動車の中から手を伸ばして、そのカードをタッチするところです。 すると、そのカードの中のポイントが自動的に減る仕組みになっています。カードは使い捨てではなく、その同じカードにポイントを入れてポイントを増やして再び使用します。カードにポイントを入れるには、「TAMBA」と書いてある料金所ゲートで、ゲート通過中に車内から「トップアップ」と言って、そのカードとお金を渡すとカードにポイントを入れてくれます。また、料金所ゲート近くの売店でもトップアップできます。
 3つ目は、自動車に取り付けた「Smart TAG」(写真)を使って支払う方法です。料金所ゲートを通過するときに、この「Smart TAG」が自動的に反応して支払いが行われ、料金所ゲートを開きます。日本では銀行口座から使用料金が支払われますが、この方法は「Smart TAG」に上述のカードを挿入して使用します。カードのポイントが減って行くので上述の方法で増やして使用します。
 3つ目の方法では、料金所のゲートを通るときにゲートに表示される、カードから引かれたポイントと、カードに残っているポイントを必ず確認することが必要です。機械が誤動作することがあるからです。先日、1リンギットの料金のところを40リンギットも引かれていました。その場でしっかり確認しなかったので、もう後の祭りでした。悔しくてしかたありません。

フロントガラスに貼り付けて使う「Smart TAG」(写真中央)




前へ 次へ 目次

 帰国に際し、マレーシアリンギットを日本円に換金するために一人で換金所へ出かけたときのことです。
 POS(郵便局)の駐車場に車を停めて、300m程離れた3軒並んだ換金所へ川沿いの道を歩いて行きました。換金所の前には13:00ごろ着きました。しかし、この日は金曜日だったので3軒の換金所は全て閉まっていました。毎週金曜日の午後はイスラム教のお祈りがあるからです。
 14:00少し過ぎになると換金所が3軒とも開いたので、レートの一番良い換金所で交渉して換金しました。換金所を出たのが14:30を過ぎていたと思います。
 換金所を出て、同じ川沿いの道を歩いて駐車場に戻る途中で、10人ぐらいの二十歳前後の男たちに囲まれ、殴る、蹴るの暴行を受けました。
 手に持っていた携帯電話はすぐに奪われてしまいましたが、パスポートと換金したばかりの現金の入ったカバンはなんとか守り抜くことができました。
 事件後すぐにPOLICE(警察)に行くと、4箇所のPOLICE(警察)をたらい回しされ、それぞれで事情を説明し、ポリスレポートを作成してもらいました。最後の警察が終わったのが深夜12:00を過ぎていました。
 また、警察と警察の間で、病院へ行き、胸部と頭部、それぞれのレントゲンを撮りましたが骨には異常はないとの診断を受けました。
 今から思うと、よくこの程度で済んだものだと恐ろしくなります。命に関わる出来事で、帰国できなかったかもしれませんでした。
 最後になりましたが、深夜12:00過ぎまで、警察、病院に同行していただいた同僚2人にはほんとうに感謝しています。

KL病院で診察を待つ



このページのトップへ

メニューへ戻る